2011年8月26日金曜日

はじめまして

こんばんわ。

宮園 夕加です。

初めての投票なので、今日は私がボタンの世界に入るきっかけをお話しします。
たまに、質問を受けることがありますので。

私の祖母は、実はホステスでした。
そこのお客さんと恋に落ち、その男性(祖父)が妻子持ちだったのか何か事情があったのかは分かりませんが、その間に生まれた子が私の母です。祖母は、一人で母を育てました。

ずっとその職業を続けるわけにもいかなかったのでしょう。
祖母は洋裁を知人から教わり、服作りを職業にしました。
当時は、既製服は多くはなくて、オーダーメイドが主流だったそうです。


その祖母は幼い私に、
「洋服を作っていて一番幸せな瞬間は、全部の工程を終えて、その服の切れ端を持って洋裁店へ行き、その服に一番似合うボタンを探す時なんだよ」と話してくれました。
服を作っていて「楽しい」とか、そういった感情を持てずにがむしゃらに仕事をしていたであろう祖母がそう言ったので、よほど幸せな時間だったのだろうな、そう思いました。

その言葉や、祖母がスペアのボタンをキャンディーの空き缶に入れてたこと…幼い時に見て、聞いて、触れたものは、鮮明に心に残っています。

これが、私がボタンの世界に進むきっかけです。

祖母には、私が死なない限り会えないのだけど、会って報告したいなぁと思います。
好きなことで仕事ができているよ、ありがとうってね。





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